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2024.12.17
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物流の未来を切り拓く!3PL(サードパーティーロジスティクス)の全貌を徹底解説
目次 ■3PL(サードパーティーロジスティクス)とは? ■3PLを導入するメリットとデメリット ■3PL事業者を選ぶ際のポイント ■物流アウトソーシングを成功させるポイント ■3PL(サードパーティーロジスティクス)まとめ ■3PL(サードパーティーロジスティクス)とは? 3PL(サードパーティロジスティクス)は、企業が物流業務を外部の専門事業者に包括的に委託する形態です。物流業務のアウトソーシングには段階がありますが、3PLはその中でも高度な形態であり、単なる輸送や倉庫管理の外注を超え、物流全体の設計や運営、戦略の立案までを委託します。これにより、企業はコスト効率と運用効率を大幅に向上させることが可能です。 物流形態の進化 1PL(ファーストパーティーロジスティクス): 荷主企業が全ての物流業務を自社で運営する形態。トラックや倉庫、人材を自社で保有し、完全な内部運営を行います。 2PL(セカンドパーティーロジスティクス): 輸送や倉庫管理など、一部の物流業務を外部に委託する形態です。これにより、自社の負担を軽減しつつ、物流全体の一部だけを外部に依存します。 3PL(サードパーティーロジスティクス): 物流業務全般を外部に委託する形態です。設計、管理、運営を一括して外部に委託し、企業の中核業務への集中を可能にします。 普及背景 3PLの概念は1990年代に欧米で普及し、日本では1990年代後半から導入が進みました。特にEC市場の拡大や物流ニーズの多様化により、効率的で柔軟な物流システムが求められたことが、3PL普及の背景にあります。企業にとって、3PL(サードパーティーロジスティクス)の活用は、固定費の削減、業務効率化、顧客満足度の向上といった大きなメリットをもたらしています。 ■3PLを導入するメリットとデメリット ◗3PL(サードパーティーロジスティクス)導入のメリット ①固定費を変動費化できる 物流施設やトラック、人材、システムなどの保有が不要になるため、固定費を変動費として管理できます。これにより、企業は需要に応じた柔軟な運用が可能になり、過剰な資産負担を避けることができます。 ②物流効率の向上 専門事業者のノウハウを活用することで、在庫配置の最適化、輸送ルートの効率化、配送精度の向上が図れます。これにより、商品がより早く顧客に届くようになり、顧客満足度の向上につながります。 ③コア業務への集中 物流業務に割いていた人材や資源を中核事業に投入することで、競争力のある製品開発やマーケティングに注力できます。特に中小企業にとっては、限られたリソースを効率よく配分する手段として有効です。 ④需要変動への柔軟な対応 繁忙期や予期せぬ需要増加時にも、3PL事業者がリソースを調整することで迅速な対応が可能です。これにより、自社で人材や設備を急遽用意する必要がなくなり、運用の柔軟性が向上します。 ◗3PL(サードパーティーロジスティクス)導入のデメリット ①依存リスク 物流全般を一社に依存することで、柔軟性が失われる可能性があります。また、事業者が対応できない業務領域が発生した場合、企業の物流運営全体に影響を及ぼす可能性があります。 ②ノウハウの空洞化 物流業務を外部に委託するため、社内にノウハウが蓄積されません。長期的には、物流戦略の設計や改善能力が低下するリスクがあります。 ③改善提案の停滞 3PL事業者が利益を優先する場合、物流効率化やコスト削減のための積極的な改善提案が行われにくくなる可能性があります。これを防ぐためには、適切な契約内容と関係構築が重要です。 ■ 3PL(サードパーティーロジスティクス)事業者を選ぶ際のポイント 1. サービス品質を重視 料金だけでなく、事業者が提供するサービスの品質が重要です。在庫管理の精度や配送ルートの最適化、配送ミスの低減といった具体的な実績を確認しましょう。また、定期的にサービスを評価し、パフォーマンスを維持できるか確認が必要です。 2. ICT活用度の確認 ICT(情報通信技術)の活用は、効率化と透明性向上の鍵です。在庫状況や配送進捗をリアルタイムで把握できる仕組みがあるか、配車スケジュールや予測機能を活用しているかを確認してください。 3. コンサルティング能力 単なる運用だけでなく、物流戦略全体を提案できる事業者が望ましいです。現状の課題分析や長期的な改善プランの提示が可能なパートナーを選ぶことで、3PLのメリットを最大化できます。 4. アセット型・ノンアセット型の選択 3PL事業者が自社設備を持つアセット型か、外部のリソースを活用するノンアセット型か、自社のニーズに応じて選ぶ必要があります。安定性を重視する場合はアセット型、柔軟性を求める場合はノンアセット型が適しています。 5. 現場対応力と実績の確認 提携する子請け業者の対応力や実績も重要です。特にラストワンマイルの配送対応力や、過去の顧客レビューをチェックすることで、事業者の信頼性を判断できます。 ■ 物流アウトソーシングを成功させるポイント 物流アウトソーシングを成功させるためには、戦略的な計画と明確な目標設定が欠かせません。ここでは、具体的な事例を交えながら、成功のためのポイントを解説します。 1. 自社の物流課題を明確化 ポイント物流アウトソーシングを始める前に、自社が抱える課題を洗い出すことが重要です。どの部分を委託すべきか、何を改善したいのかを明確にすることで、事業者とのスムーズな連携が可能になります。 【具体例:EC企業の課題解決】あるEC企業では、注文量が増加する繁忙期に自社物流システムがパンクし、顧客への配送が遅延する事態が発生していました。そこで、繁忙期のみ3PL事業者に一部の配送業務を委託することで、顧客満足度を維持しつつコストの最適化を実現しました。課題を明確にし、繁忙期のボトルネック部分だけを委託したのが成功の要因です。 2. KPIの設定とモニタリング ポイント3PL事業者に業務を委託した場合でも、その成果を評価するためのKPI(重要業績評価指標)を設定し、定期的にモニタリングを行うことが不可欠です。KPIは、配送時間、在庫管理の正確性、コスト削減率など、具体的で測定可能な指標であるべきです。 【具体例:アパレルメーカーのモニタリング】アパレルメーカーが3PL事業者に物流業務を委託した際、KPIとして「配送遅延率を1%未満に抑える」「在庫精度を99%以上に維持」といった指標を設定しました。事業者との定期ミーティングでこれらのデータを共有し、必要に応じて業務フローを改善。結果として、顧客満足度が向上し、返品率も低下しました。 3. 柔軟な契約形態の採用 ポイント物流業務の変化に対応するためには、契約内容に柔軟性を持たせることが必要です。繁忙期だけの短期契約や特定業務のみを委託する部分契約など、状況に応じた形態を検討しましょう。 【具体例:小規模食品メーカーの部分委託】小規模な食品メーカーが3PL事業者に「常温商品の配送のみ」を委託する部分契約を採用しました。この契約形態により、メーカーは冷蔵配送や店舗納品は自社で継続しつつ、より物流の流れの多い常温商品を外部へ委託することで自社の弱点であるに人手不足を緩和する形でアウトソーシングを実現。コストを抑えながら物流の品質を向上させることができました。 4. リスク管理とBCP策定 ポイント物流業務の外部委託は、事業者依存が大きなリスクになる可能性があります。万一のトラブルに備え、事業者のバックアップ体制や代替手段を事前に準備しておくことが重要です。また、事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)の策定も欠かせません。 ■ 3PL(サードパーティーロジスティクス)まとめ 3PL(サードパーティロジスティクス)は、物流業務を効率化し、企業の競争力を高めるための強力な手段です。固定費を削減し、物流業務全般を外部に委託することで、企業はリソースを中核事業に集中させることが可能になります。一方で、事業者選びやリスク管理を怠ると、依存リスクや改善の停滞といった課題が発生する可能性もあります。 物流アウトソーシングの成功には、自社の課題を明確にし、信頼できる3PL事業者を選び、柔軟な契約とモニタリング体制を整えることが不可欠です。今後の物流戦略において、3PLは欠かせない選択肢となるでしょう。 さらに、株式会社神谷商店では、御社が考える物流の規模や取り扱い物量に応じた最適なソリューションを提案することが可能です。初回のご相談時に、現在の運用状況や課題を共有いただければ、豊富な実績と専門知識に基づいて、様々な角度からの提案を行います。 具体的には、年間を通じた物流コストの試算や効率化のシミュレーション、さらには物流倉庫の運用改善案など、御社のニーズに合ったカスタマイズ提案が可能です。また、専門スタッフが担当者様と直接お打ち合わせを行い、課題やご希望をすり合わせた上で、物流運営の最適化を徹底的にサポートします。 物流効率を向上させたい、コストを削減したい、あるいは特殊な貨物の取り扱いに悩んでいるなど、どのようなご要望にも柔軟に対応いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。 詳細なご提案やお打ち合わせのご予約については、下記リンクよりお問い合わせいただけます。株式会社神谷商店は、物流のプロフェッショナルとして、御社の事業を支える最適なパートナーを目指します。 ↓↓お問い合わせはこちら↓↓ 倉庫業から創庫業へ 株式会社神谷商店
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2024.12.12
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3PL(スリーピーエル・サードパーティー ロジスティクス)とは?その意味や機能について詳しく解説
物流業界に属している方なら一度は耳にしたことがあるであろう言葉、「3PL(スリーピーエル・サードパーティー ロジスティクス)」 ですが、一般にはあまり馴染みのない用語なので、「『3PL』とは何ぞや?」と思われるかも知れません。 今回の記事では、そもそも3PLとは何か、そして3PLの詳しい意味や機能、導入のメリットについて詳しく見ていきたいと思います。 CONTENTS ・そもそも3PLとは? ・3PLを導入するメリットとデメリット ・3PL事業者の選定ポイントは? ・3PL(スリーピーエル・サードパーティー ロジスティクス)についてのまとめ ■そもそも3PL(サードパーティー ロジスティクイス)とは? 3PLとは、「サードパーティー ロジスティクス(Third Party Logistics)」の頭文字をとった略語でで、荷主企業に効率的な物流戦略を提案した上で、包括的に物流業務を受託し実行することを指します。 3PLは包括的な物流業務を行うので、倉庫での在庫管理や輸送などの業務だけでなく商品の受発注から入庫、ピッキング、配送など「物流に関わる全ての業務」が対象となります。 3PL以外の物流形態として、1PL(ファーストパーティーロジスティクス)、2PL(セカンドパーティー ロジスティクス)があります。1PLは荷主企業自身で物流機能を実行する物流形態、2PLは一部の物流業務を委託する物流形態があり、3PLは1990年代後半以降に広がった、新しい物流サービスの形態となります。 わかりやすくまとめると ・1PL(ファーストパーティーロジスティクス)…企業が自身ですべてのロジスティクス活動を行う ・2PL(セカンドパーティーロジスティクス)…物流業者へ一部を委託する ・3PL(サードパーティーロジスティクス)…物流コンサルを含めたすべてのロジスティック活動を物流業社へ委託する となります。 物流業務を行うためには、荷物を輸送するトラックなどの車両やドライバーをはじめ、荷物を保管する倉庫のほか、物流を管理する高度なシステムが必要になります。もしこれら全てを自社で用意・維持する場合、膨大なコストと手間がかかり、企業経営の負担にもなりかねません。 そのような問題を解決すべく、現在の物流業界で広く浸透しているのが「3PL(スリーピーエル 、サードパーティーロジスティクス)」です。 3PLが普及した背景については諸説ありますが、1990年頃に欧米で広がりはじめたと言われており、日本では1990年代後半に大きな注目を集めるようになりました。それまでは自社で物流業務を実行する、いわゆる「1PL」を行う企業も少なくありませんでしたが、倉庫の確保やトラックの管理、人員の確保などの膨大なコストがかかるため、企業にとっては大きな負担となっていました。さらに物流以外の業務もある企業は、物流業務の効率化や簡略化を図ることが大きな課題となっていました。そのような状況の中「物流業務を第三者に委託する」という選択肢が注目されるようになり、3PLが普及することとなりました。 3PLの普及による物流の効率化がCO2の削減効果や地域雇用創出の観点から、3PL人材育成推進事業の実施や物流拠点施設に対する税制特例等による支援を行うなど、国土交通省は3PL事業を総合的に推進しています。 3PL(サードパーティーロジスティクス)とは荷主企業に代わって、最も効率的な物流戦略の企画立案や物流システムの構築の提案を行いさらにそれを包括的に受託し、実行することをいいます。荷主でもない、単なる運送事業者でもない、第三者として、アウトソーシング化の流れの中で物流部門を代行し、高度の物流サービスを提供しております。 国土交通省では、新たな物流サービスである3PL(サードパーティロジスティクス)の普及による物流効率化が地球温暖化問題への対応(CO2排出量の削減)、地域雇用の創出等の効果にかんがみ、3PL(サードパーティロジスティクス)人材育成推進事業の実施、ガイドライン等の策定、物流効率化法や物流拠点施設に対する税制特例等による支援により、3PL(サードパーティロジスティクス)事業を総合的に推進しているところです。 ※国土交通省HPより抜粋 ■3PLを導入するメリットとデメリット 繰り返しになりますが、3PLとは「荷主の物流業務を荷主や運輸会社以外の第三者が包括的に受託するサービス」です。 3PLには、主に2つのメリットがあります。 ●3PLのメリット ・固定費を変動費にできる 3PLにすることで、倉庫やトラック、人や物流システムといった固定資産を所有する必要がなくなり、必ずかかってくる固定費を変動費に替えることができます。 また3PL事業者の改善施策によって、保管費、荷役費、運送費といった物流コストの削減も可能です。 ・コアビジネスへ集中できる 今までロジスティクスに割いていた人材や資金などの経営資源をコアビジネスへと投入することができます。物流業務のための人材を確保する必要がなくなり、専門人材の育成が不要となります。 また、業務範囲が小さくなるためマネジメントの負担が減り、減った分の時間を別の業務へと充てることができます。 ・常に最新の物流モデルを享受できる 物流2024問題などいろいろな課題を抱えている物流問題に頭を悩ませているご担当者様も多いのではないでしょうか? 3PL(サードパーティ―ロジスティクス)を導入することでこの課題に対する専門チームを自社で抱えることなく常に新しい情報を受け取ること可能となります。 一方で、3PLのデメリットはどのようなものがあるのでしょうか? ●3PLのデメリット ・パートナー企業の固定化による弊害 3PL事業者は一般の物流倉庫と同じように、対応できる業務の得意・不得意があります。例えば海外での拠点の設置やサポート、サプライチェーンのネットワークの構築など、自社の課題を解決できるノウハウを持った会社に委託することが重要です。しかしながら3PL導入により逆にパートナー企業が固定化されてしまうケースもあり、パートナー企業が不得意な領域を含め、他の物流会社への発注が難しくなる可能性があります。 ・物流を担う人材の空洞化が起こる ロジスティクスに関する業務を外部に委託するため自社内にノウハウが蓄積されず、ロジスティクスを担う人材を社内で育成することが困難になります。仮に3PLを行う企業が倒産した場合などにはこのリスクが発生します。 ■3PL事業者の選定ポイントは? ここまで3PLのメリットとデメリットの両方を書いてきましたが、実際導入する場合どのようなことに注意すればよいのでしょうか。 3PL事業者の選定は、自社が委託範囲や目的について明確なビジョンを描いたうえで選定しなければコストカットや業務改善が実現しないため注意が必要です。 具体的な3PL選定のポイントは以下の5つを意識してみてください。 ・料金よりサービスの品質を重視する 3PL事業者の選定にあたり、荷主は目先の料金などを重視しがちですが、ロジスティクスは一過性ではなく長期的に運用するものであるので良質なサービスを安定して提供することができる事業者を選ぶとよいでしょう。 ・リスクの回避能力やコンサルティング能力の高さを判断する 3PL事業者選定では、ロジスティクス活動をしていく中で起きる事故などのリスクを回避する能力や、継続的な業務改善案を提供してくれるコンサルティング能力の高い事業者を選ぶとよいでしょう。 余談ですが、近年「4PL(フォースパーソンロジスティクス)」と呼ばれる、「従来の3PLシステムにコンサル機能を付加したサービス」が生まれています。米国で提唱された新しい概念として国内でも導入が進んでおり、今後さらに普及していくと考えられています。 ・ICTの活用度に優れているか検討する 現在・将来を通じてICTはロジスティクスの品質の維持や向上に不可欠であるため、ICTが配車計画や在庫管理など現場のオペレーションに活用されている3PL事業者かを事前に知っておく必要があります。 ・アセット型とノンアセット型のチョイスが適切に出来ているか調べる 3PL事業者には自社で倉庫や輸送手段・物流拠点などを所有している「アセット型」と、自社では所有せず、荷主のニーズに応じて提携する物流・倉庫業者をアテンドする「ノンアセット型」が存在します。アセット型は需要が変わった時などの対応力などに強く、ノンアセット型は自社のアセットにとらわれることなく、荷主の要望に柔軟に対応することが出来ます。 国内の3PL事業者はアセット型が主流ですが、店舗や倉庫を持たないケースが多いEC事業者のような配送先が不特定多数である場合はノンアセット型が適している場合もあります。 ・3PL事業者の現場力があるか判断する 大手3PL事業者の場合、サプライチェーンの最後の配送(ラストワンマイル)を子請けや孫請けの業者が請け負っていることも多くなります。そのため3PL事業者だけの規模や実績以外にも、子請け・孫請け業者の現場力も調べる必要があります。 またノンアセット型の場合は完全に外注になるため、提携先の確認は必須であると言えます。 ■3PL(スリーピーエル・サードパーティー ロジスティクス)についてのまとめ 数多くのメリットを企業へもたらす3PL。導入する企業も増えていっています。大手企業も参入し、さらに発展していくことが予想されます。 実際コンサル機能を追加した「4PL」も生まれていて、今後はAI・自動運転といった「フィフス・パーティー」が関与する「5PL」へと進化していくことも考えられます。ですが、どれほど優れたロジスティクスが出てきてもサプライチェーンを維持・発展させるためにはどうしてもマンパワーが必要になります。 事業主や担当者は、どの3PL事業者のどのサービスが自社の業務効率化や労働環境改善に役立つのかを見極め、慎重に導入事業者を選定することが課題となります。 上記に挙げてきた3PL(サードパーティーロジスティクス)ですが、やはり大手物流倉庫になると柔軟性と流動性において動きにくくなることもあります。 昨今の状況を鑑みた中コンプライアンスの遵守はもちろんですが、少量や短期~中期のケースに なると大手物流倉庫ではなかなか契約が難しいこともあります。 そこで中小物流倉庫という選択肢も検討していただければと考えています。 例えば株式会社神谷商店では先に挙げた少量・短期~中期のお荷物もお受けさせていただいておりますし、荷扱いの難しい物に関しては弊社を含めた中小物流倉庫のほうが得意なこともあります。 そのため、価格、品質、効率を含め御社にあった物流倉庫を選択していただくことが必要と考えられます。 もし困りごとがある、内容がわからない等があればお気軽に株式会社神谷商店までお問合せください。(相談無料、提案無料) お客様のニーズにそったご提案を株式会社神谷商店からご提供させていただきます。 倉庫業から創庫業へ! 株式会社神谷商店
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2024.08.5
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物流倉庫の仕組みとは?業務の流れや7大機能についてわかりやすく解説
■物流倉庫の定義と基本概念 物流倉庫とは、商品や製品、原材料などを一時的に保管する施設であり、企業の供給チェーンの重要な一端を担っています。物流倉庫は、入出庫作業や在庫管理、流通加工などの機能を備えており、効率的な物流を実現するための基盤となります。 また、物流倉庫は一般的には大規模な建物で、多数の貨物を取り扱うことができる設備や機械を備えています。これにより、商品の保管だけでなく、出荷準備や品質管理、包装、ラベル付けなどの付加価値を提供することが可能です。 CONTENTS ■物流倉庫の仕組みとは? ■物流倉庫とはなにか ■物流倉庫の7大機能 1.輸送 2.保管 3.荷役 4.包装・検品 5.流通加工 6.情報共有 7.ECサービス ■3PL(サードパーティー・ロジスティクス)とは ■物流の課題と課題解決のポイント 1.労働力不足 2.コストの増大 3.環境負荷の増加 4.スマートロジスティクスの導入 5.持続可能な物流の推進 ■まとめとこれからの見解 ■物流倉庫の仕組みとは? 物流倉庫は、商品や原材料の一時保管だけでなく、効率的な物流運営を支える多機能施設です。本記事では、物流倉庫の基本的な仕組みと業務の流れ、そして物流倉庫が持つ7つの主要な機能について詳しく解説します。さらに、近年注目されている3PL(サードパーティー・ロジスティクス)の役割や、物流における課題とその解決策についても紹介します。 ■物流倉庫とはなにか? 物流倉庫は、商品や原材料を効率的に保管・管理し、必要に応じて出荷準備を行うための施設です。単に物資を保管する場所ではなく、流通加工や包装、検品などの付加価値を提供する機能を持ち、企業のサプライチェーン全体を支える重要な拠点となっています。物流倉庫は、企業の物流コストを削減し、顧客へのサービスレベルを向上させるために欠かせない存在です。また、近年ではIT技術を活用して、効率的な在庫管理やリアルタイムでの情報共有が行われ、物流業務全体の最適化が図られています。 ■物流倉庫の7大機能 1. 輸送 輸送は、物流倉庫の重要な機能の一つであり、商品を供給元から消費者へと移動させるプロセスです。これには、トラック、船舶、鉄道、航空機などの輸送手段が含まれます。輸送は、商品が消費者に届くまでの時間やコストに大きな影響を与えるため、効率的なルートと手段の選択が重要です。 輸送手段は、商品の特性や距離、コスト、緊急度などを考慮して決定されます。例えば、重くて大量の商品は船舶輸送が適しており、軽量で高価な商品は航空輸送が選ばれます。輸送の効率性を最大化するために、複数の手段を組み合わせたマルチモーダル輸送が一般的に利用されています。さらに、近年では輸送の環境負荷を低減するために、電動トラックや自動運転車両の導入も進んでいます。具体的には、電動トラックの導入によりCO2排出量の削減が図られ、自動運転技術により輸送効率が大幅に向上しています。 2. 保管 保管は、商品を一時的に保管し、在庫管理を行うプロセスです。これにより、需要と供給のバランスを保ちながら、適切なタイミングで商品を供給することができます。保管は、商品の品質を維持し、必要なときに迅速に出荷できるようにするために不可欠です。 商品の特性に応じて、保管方法は異なります。例えば、冷凍食品や医薬品は温度管理が必要な冷凍・冷蔵倉庫で保管され、一方で化学薬品は専用の危険物倉庫で保管されます。効率的な保管システムを導入することで、在庫の回転率を高め、過剰在庫や欠品を防ぐことができます。最近では、自動倉庫システム(AS/RS)やドローンを利用した在庫管理など、最新の技術が導入されています。AS/RSは、商品の自動収納と取り出しを行うシステムで、人手を大幅に削減し、効率を向上させます。また、ドローンを使った在庫管理では、倉庫内の在庫状況をリアルタイムで把握することが可能です。 3. 荷役 荷役は、商品の積み下ろしや移動を行う作業です。物流倉庫では、フォークリフトやクレーン、コンベヤーなどの機械を使って、効率的に商品を取り扱います。荷役作業の効率化は、物流全体のスピードとコストに大きな影響を与えます。 荷役機器は、取り扱う商品の大きさや重量、形状に応じて選ばれます。自動化された荷役システムを導入することで、人手を減らし、作業効率を大幅に向上させることが可能です。また、安全性の確保も重要な課題であり、適切な教育と設備が求められます。最近では、ロボティクス技術を利用した自動化システムが導入され、より効率的で安全な荷役作業が実現されています。例えば、自動搬送ロボット(AGV)は、倉庫内を自動で移動し、商品のピッキングや配置を行うことで、作業時間を大幅に短縮します。 4. 包装・検品 包装は、商品の保護や取り扱いの容易さ、輸送効率の向上を目的として行われます。また、検品は、商品の品質や数量を確認し、欠陥や不良品を排除するためのプロセスです。 適切な包装は、商品が輸送中に損傷するリスクを低減し、品質を維持します。検品は、顧客に対して高品質な商品を提供するために重要であり、不良品の出荷を防ぎます。これにより、顧客満足度を高め、返品やクレームを減少させることができます。自動包装機やAIによる検品システムを導入することで、作業の効率化と精度向上が図られています。例えば、自動包装機は商品のサイズや形状に応じて最適な包装を行い、AI検品システムは画像認識技術を利用して不良品を迅速に検出します。 5. 流通加工 流通加工は、商品に付加価値を加えるために行われる作業です。これには、ラベルの貼り付け、組み立て、セット化、包装変更などが含まれます。 流通加工を行うことで、商品の競争力を高め、消費者のニーズに柔軟に対応することができます。また、流通加工を物流倉庫内で行うことで、効率的な在庫管理が可能となり、迅速な出荷準備ができます。近年では、カスタマイズ加工や個別化サービスが求められるケースが増えており、物流倉庫の流通加工機能が一層重要となっています。例えば、特定のプロモーションに合わせた商品セットの組み立てや、顧客の要望に応じたラベルの貼り付けなどが行われています。 6. 情報共有 情報共有は、物流プロセス全体を通じて、商品や在庫、輸送状況などの情報をリアルタイムで管理し、関係者間で共有する機能です。これにより、物流業務の透明性と効率性が向上します。 IT技術を活用した情報共有は、物流倉庫の効率化に大きく貢献します。例えば、クラウドベースの在庫管理システムや輸送管理システムを導入することで、リアルタイムでのデータアクセスと更新が可能となり、迅速な意思決定が行えます。さらに、IoT技術を活用して、倉庫内の温度や湿度、商品の位置情報をリアルタイムで監視することで、商品の品質管理やトレーサビリティが向上します。これにより、商品の遅延や品質問題を早期に発見し、迅速な対応が可能となります。 7. ECサービス ECサービスは、オンラインショッピングの急成長に伴い、物流倉庫が提供する重要な機能です。これには、商品のピッキング、梱包、配送、返品処理などが含まれます。 ▸ECサービスの重要性 EC物流では、小口注文が多く、短期間での出荷が求められるため、効率的な在庫管理と迅速な出荷処理が重要です。また、返品率が高いため、返品管理システムの整備も不可欠です。物流倉庫は、EC事業者の物流ニーズに対応し、顧客への迅速な商品提供をサポートします。最近では、ロボティクスやAI技術を活用した自動ピッキングシステムや、高速仕分けシステムが導入され、EC物流の効率化が図られています。具体的には、ピッキングロボットが注文に応じて商品を迅速にピッキングし、高速仕分けシステムが商品を正確に仕分けることで、出荷時間を大幅に短縮しています。 ■3PL(サードパーティー・ロジスティクス)とは? 前回の3PL記事「サードパーティーロジスティクスとは?」はこちら 3PLとは、企業が自社の物流業務を外部の専門業者に委託するサービスです。これにより、企業は物流コストの削減と業務効率の向上を図ることができます。3PL業者は、輸送、保管、流通加工、情報共有など、幅広い物流サービスを提供し、企業の物流戦略をサポートします。 1.3PLのメリットと選定ポイント 3PLを利用することで、企業は自社のコア業務に集中できるようになり、物流に関するリソースやコストの削減が可能です。さらに、3PL業者は最新の技術とノウハウを持っており、効率的な物流運営を実現します。3PL業者を選定する際には、業者の実績、提供サービスの範囲、コスト、信頼性などを総合的に評価することが重要です。 2.3PL業者の選定方法 3PL業者を選定する際には、以下のポイントに注意することが重要です。 ①実績と信頼性 業者の過去の実績や顧客からの評価を確認し、信頼性を確保します。長年の経験を持つ業者は、さまざまな状況に対応できるノウハウを持っています。 ②提供サービスの範囲 自社のニーズに合ったサービスを提供できるかを確認します。輸送、保管、流通加工、情報共有など、必要な機能を網羅している業者を選びましょう。 ③コスト コストパフォーマンスを評価し、費用対効果の高い業者を選びます。単に安いだけでなく、品質とサービスレベルを考慮することが重要です。 ④技術力 最新のIT技術や自動化システムを導入している業者は、効率的な物流運営が可能です。技術力の高い業者を選ぶことで、長期的な競争力を維持できます。 ■物流における課題と解決策 物流業界は、多くの課題に直面しています。これには、労働力不足、コスト増大、環境負荷の増加などが含まれます。これらの課題に対処するためには、技術革新と効率化が求められます。 1.労働力不足 物流業界では、労働力不足が深刻な問題となっています。少子高齢化に伴い、若年労働者の確保が難しくなっており、作業員の高齢化が進んでいます。この問題を解決するためには、以下のような対策が必要です。 ①自動化技術の導入 ロボティクス技術や自動倉庫システムを導入することで、作業の自動化を図り、労働力不足を補います。自動ピッキングシステムやAGV(無人搬送車)は、効率的な作業を実現します。これにより、単純作業にかかる人手を減らし、高度な作業に人材を集中させることが可能となります。 ②労働環境の改善 労働者が働きやすい環境を整備し、離職率を低減させることが重要です。例えば、エルゴノミクスに基づいた作業環境の整備や、柔軟な勤務時間の導入などが有効です。これにより、従業員の満足度が向上し、長期的な雇用関係を築くことができます。 ③人材育成 専門的な知識や技能を持つ人材を育成するための教育プログラムを導入します。これにより、高度な技術を持つ労働者を確保し、効率的な作業が可能となります。例えば、定期的な研修や資格取得支援を行い、従業員のスキルアップを図ります。 2.コスト増大 物流コストの増大は、企業の競争力に影響を与えます。物流コストを削減するためには、以下の対策が考えられます。 ①効率的な輸送ルートの選定 AIやビッグデータを活用して、最適な輸送ルートを選定することで、輸送コストを削減します。リアルタイムでの交通情報を活用することで、渋滞を回避し、効率的な輸送が可能です。これにより、燃料消費の削減や配送時間の短縮が実現します。 ②在庫管理の最適化 適切な在庫管理を行うことで、過剰在庫や欠品を防ぎ、コストを削減します。需要予測システムを導入することで、適切な在庫水準を維持し、在庫コストを最小化します。これにより、無駄な在庫保管費用や廃棄コストを減らすことができます。 ③サプライチェーン全体の最適化 サプライチェーン全体を通じて、効率的な物流運営を実現します。サプライヤーや顧客との協力体制を強化し、情報共有を行うことで、コスト削減と効率化を図ります。例えば、共同配送や共同倉庫の利用などにより、物流ネットワーク全体の効率を向上させます。 3.環境負荷の増加 物流業界は、環境負荷の増加にも直面しています。CO2排出量の削減やエネルギー消費の効率化が求められています。 これに対する対策は以下の通りです。 ①再生可能エネルギーの活用 倉庫や輸送車両に再生可能エネルギーを導入し、環境負荷を低減します。太陽光発電システムや風力発電システムを導入することで、持続可能なエネルギー利用が可能です。これにより、化石燃料依存から脱却し、クリーンエネルギーの利用を促進します。 ②エコロジカルな輸送手段の導入 電動トラックや燃料電池車両など、環境に優しい輸送手段を導入します。これにより、CO2排出量を削減し、持続可能な物流運営が実現します。さらに、燃費の良い車両の導入や、エコドライビングの推進も重要です。 ③エネルギー効率の向上 倉庫内のエネルギー効率を向上させるための対策を講じます。LED照明の導入や省エネ設備の活用により、エネルギー消費を削減します。また、スマートグリッド技術を導入することで、エネルギーの最適配分が可能となります。これにより、エネルギーコストの削減と同時に環境負荷の低減が実現します。 4.スマートロジスティクスの導入 スマートロジスティクスは、最新のIT技術やデータ解析を活用して、物流プロセスを最適化する取り組みです。これにより、効率的で柔軟な物流運営が可能となり、競争力を向上させることができます。 ①IoT(モノのインターネット) IoT技術を活用することで、倉庫内外の機器や商品、車両などをリアルタイムで監視・管理することができます。これにより、在庫状況の可視化や設備の稼働状況の把握が可能となり、迅速な意思決定が行えます。例えば、倉庫内の温度や湿度をリアルタイムで監視し、商品の品質を維持するための調整が行えます。また、車両の位置情報をリアルタイムで把握することで、配送の効率化も図れます。 ②AIとビッグデータ AIとビッグデータを活用することで、需要予測や輸送ルートの最適化、在庫管理の改善が可能となります。これにより、過剰在庫や欠品のリスクを低減し、物流コストを削減します。例えば、AIを活用した需要予測システムは、過去の販売データや市場動向を分析し、適切な在庫水準を維持するための提案を行います。これにより、需給バランスを最適化し、無駄を削減することができます。 ③ロボティクス ロボティクス技術を導入することで、倉庫内の作業効率を大幅に向上させることができます。自動ピッキングロボットやAGV(無人搬送車)を導入することで、作業の自動化を図り、人手不足を補います。これにより、作業の精度と速度が向上し、労働コストを削減することができます。また、これにより、従業員はより高度な作業や管理業務に集中することができ、全体的な業務効率が向上します。 5.持続可能な物流の推進 持続可能な物流は、環境負荷を低減し、社会的責任を果たすための重要な取り組みです。企業は、持続可能な物流を推進するために、以下のような対策を講じる必要があります。 ①グリーン物流 グリーン物流は、物流プロセス全体で環境負荷を低減する取り組みです。再生可能エネルギーの活用や、省エネ設備の導入、エコロジカルな輸送手段の導入などが含まれます。これにより、CO2排出量を削減し、持続可能な物流運営を実現します。例えば、環境に配慮した包装材料の使用や、リサイクルの推進もグリーン物流の一環として重要です。 ②サプライチェーンの透明性 サプライチェーンの透明性を確保することで、社会的責任を果たし、持続可能な物流を推進します。サプライヤーや顧客との情報共有を行い、環境負荷の低減や労働環境の改善に取り組むことが重要です。また、トレーサビリティを確保することで、商品の生産過程や輸送ルートを透明化し、エシカルな消費を促進します。これにより、消費者の信頼を獲得し、ブランド価値を向上させることができます。 これらの対策を通じて、物流業界は持続可能で効率的な運営を実現し、社会的責任を果たしつつ、企業の競争力を強化することが求められます。物流の未来は、技術革新と持続可能性の両立にかかっており、企業はこれらの課題に積極的に取り組む必要があります。 ■まとめ 物流倉庫は、商品の保管だけでなく、流通加工や情報共有、ECサービスなど、多機能を持つ重要な施設です。労働力不足やコスト増大、環境負荷の増加といった課題に対処するためには、自動化技術やIT技術を活用し、効率的で持続可能な物流運営を実現することが求められます。企業は、3PLの活用やスマートロジスティクスの導入を通じて、競争力を高めることができます。持続可能な物流を推進するためには、グリーン物流やサプライチェーンの透明性確保が重要です。これにより、企業は社会的責任を果たし、持続可能な成長を実現することができます。
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2024.06.5
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| 大型倉庫アウトソーシング
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3PL「サードパーティ・ロジスティクス」とは??
「わかりやすくいうと物流版の物流アウトソーシング」 ▶3PLの内容と導入メリットを神谷商店が徹底解説!! ◎大型倉庫物流センターを運用している神谷商店が3PLを詳しく徹底解説! 料金やサービス内容は運用方法で違う!? 詳しくは「物流アウトソーシング」相談窓口 (問い合わせフォーム)まで! ■物流業界で当たり前のように使われている言葉「3PL」、単語はしっていても内容や正式名称を知らないという人も多いですよね!具体的に3PLとは物流業務に特化したアウトソーシングの一形態です。簡単にご説明すると、専門知識を持つ外部企業に物流業務を任せることで、効率化とコスト削減を図ることが目的です。その内容をわかりやすく以下項目に沿って徹底的に解説をおこないます。 CONTENTS 1. 3PL(サードパーティ・ロジスティクス)って何? 【1】3PLとは「物流業務のアウトソーシング」 【2】3PLにはアセット型とノンアセット型がある 2.3PLのメリット・デメリットとは メリット1:自社事業に専念できる メリット2:経費の削減が見込める メリット3:プロの物流で満足度向上 デメリット1:業務の属人化がすすむ デメリット2:柔軟性や流動的な対応がむずかしい 3.3PLを開始する際の注意点とは 【1】自社にぴったり合った3PLパートナーを選ぶ 【2】3PL業者との定期的なコミュニケーションを大切にする 4. 3PLを導入すべきか迷っている方へ【物流アウトソーシングが適した企業の特徴を紹介】 【1】業務効率を改善したい企業 【2】顧客満足度を向上させたい企業 5.まとめ 3PLでビジネスを加速 ■1. 3PL(サードパーティ・ロジスティクス)って何? 【1】3PLとは簡単にいうと「物流業務を委託すること」(アウトソーシング) 「物流業務の委託」とは「物流で発生する荷主の業務(輸送、流通加工、在庫管理など)を第三者で ある企業に委託し、物流に関する効率的な業務のマネジメントを可能にすること」です。 いわば「事業者が業務を代行する形」と言ってさしつかえないでしょう。そして3PLは「Third-Party Logistics」の略称であり、「スリーピーエル」・「サンピーエル」などと読むことが比較的多いです。ただし、用語に明確な定義があるわけではないため、あくまでも一例としてご承知おきください。 【2】3PLは、「アセット型」「ノンアセット型」に分かれている!? 基本的に、3PLを取り扱う業者は、「アセット型」と「ノンアセット型」の2種類で分かれています。アセット型とは倉庫などの設備を保有している物流業者をさします。ノンアセット型とは倉庫などの設備を保有しておらず、他業者と連携している物流業者をさします。神谷商店は、アセット型に分類されます。浜松市に大型倉庫を保有しておりますので物流アウトソーシングのご質問やご相談は是非神谷商店まで!相談は「無料受付中」です! ■2. 3PLのメリット・デメリットとは? ◎3PL導入のメリット メリット1:自社事業に集中できる メリット2:経費の削減が見込める メリット3:物流品質を向上させる ・メリット1:自社事業に集中できる! 物流業務を3PL業者に委託することで、物流業務を他社に任せられるため、それまで物流業務にかかっていた人や資金などを生産や販売などの自社事業のメイン業務に割り当てることができ、社内リソースを最適化できます。また、物流業務に専門的なノウハウを持った3PL業者にアウトソーシングすることで、自社でゼロからノウハウを積み上げる必要がありません。さらに自社スペースを保管場所などに割くことも必要ありませし、物流業務に人的リソースを割り当てなくても良いので限りある人的資源や設備、スペースをすべて自社事業で有効活用できます。 ・メリット2:経費の削減が見込める! 3PLの導入により、自社で物流業務を行うために必要な経費としてかかっていた運送用車両や保管倉庫、またリフトマンや運送ドライバーといった物流にかかわる固定費用が削減できます。アウトソーシングおこなうことで固定費として払っていた費用を変動費に変えることができ、荷物量に応じた利用料や人件費を支払うことになるため、物流コストの削減が考えられます。 ・メリット3:プロの物流で満足度向上 3PLという物流のプロフェッショナルが商品の流通を管理することで、物流の質が向上し、顧客満足度が高まります。具体的には、納品時間の短縮や配送ミスの減少などの効果が期待できます。さらに、3PLという物流アウトソーシングを活用することで、企業は自社のリソースを効率的に活用し、コアビジネスに集中することができます。 ×3PL導入のデメリット デメリット1:業務の属人化がすすむ デメリット2:柔軟性や流動的な対応がむずかしい ・デメリット1:業務の属人化がすすむ 外部に業務を任せることで、全容がつかみにくくなってしまうことが、3PL(サードパーティ・ロジ スティクス)におけるデメリットの1つです。これにより、業務上の情報交換がスピーディーに実施できない危険性が発生します。また、特定の担当者に業務が依存する「属人化」が発生しやすくなります。この属人化により、担当者が変わった際に業務の継続性が損なわれたり、ノウハウが失われたりするリスクがあるので注意が必要です。 ・デメリット2:柔軟性や流動的な対応がむずかしい 3PLを導入するデメリットとして、問題が発生した際に融通が利きにくくなることが挙げられます。自社体制で業務を行う場合は、臨機応変に対応できる可能性がありますが、アウトソーシングを行うことで物流業務が業者を経由してしまうからです。そのため時間や手間がかかり、流動性が低下する傾向があります。つまり、問題発生時に必要な迅速な対応が難しくなる可能性が高まります。 ■3.3PLを開始する際の注意点とは? 3PL(サードパーティー)を利用したからといって、確実に成果が出せるわけではありません。物流アウトソーシングは慎重に考える必要がありますしデメリットを極端に恐れる必要もありません。適切な戦略とプロセスを確立することで、成果を上げる可能性が高まります。さらに以下のような注意点に配慮することで、成功する可能性が高めることができ適切な業者を選定することでデメリットも克服できるでしょう。 【1】自社にぴったり合った3PLパートナーを選ぶ 自社にぴったり合った3PLパートナーを見つけるためには、各業者の「サービス」「価格」「得 意分野」「環境」「これまでの実績」などを比較し、慎重な選定が求められます。自社に最適なパートナーを見極めるためには、以下の手順が重要です。まず、気になる3PL業者を複数ピックアップしましょう。その後、各社に問い合わせを行い、コミュニケーションの円滑さや自社の事業や目標に対する理解度を確認します。特に、コミュニケーションが取りやすく、自社のニーズに適切に対応してくれる 企業を選ぶことが重要です。このようなパートナーとの関係は、取引先としてではなく、真のパートナーシップとしてビジネスを発展させることができます。さらに、自社の事業に対する理解が深い企業は、より効果的なサービス提供が期待できます。そのため、これまでの実績を確認し、信頼性の高い3PLパートナーを選定することが重要です。こうしたステップを踏むことで、自社にぴったり合った3PLパートナーを見つけることができるでしょう。 自社にとって理想的な3PLパートナーを選ぶことは、業務の効率性や成果の最大化につながります。是非、慎重な選定プロセスを通じて、自社の成長と成功に貢献する3PLパートナーを見つけてください。 ㈱神谷商店では、倉庫見学会や無料相談などを随時実施しております。物流アウトソーシングでお悩みのご担当者様は、是非一度ご相談ください。私たちは最適なビジネスパートナーとなれるよう、ビジネスソリューションを提供し、お客様の課題を解決できるよう努めて参ります。 【2】3PL業者との定期的なコミュニケーションを大切にする 契約後も3PL業者と積極的に情報交換を行い、信頼関係を築くことが成功の鍵です。これによ り、業務内容の可視化が実現し、双方の理解が深まります。例えば、定例のミーティングを事前にスケジュールすることで、計画的なコミュニケーションの場を設けることができます。このような取り組みにより、業務の進捗状況や課題をタイムリーに共有することで、迅速な対応が可能となります。 さらに、定期的なフィードバックセッションを行うことで、業者のパフォーマンスを評価し、必要な改善点を話し合う機会を設けることができます。これにより、自社に対する業務の効率化や品質向上が期待できます。 また、信頼関係を深めるためには、業者とのオープンな対話を心掛けることが重要です。 双方の期待値を明確にし、透明性の高い関係を築くことで、お互いに有意義かつ長期的なパートナーシップが構築されるでしょう。 積極的なコミュニケーションと信頼関係の構築は、ビジネスの成功に不可欠な要素です。契約後 も継続的に業者と連携し、共に成長していく姿勢が求められます。 ■4.3PLを導入すべきか迷っている方へ【物流アウトソーシングが適した企業の特徴を紹介】 3PL(サードパーティ・ロジスティクス)を導入するかどうかお悩みなら、まずは導入に適した企業の特徴を理解し、自社と比較してみましょう。今回は、物流アウトソーシングが特に効果を発揮する企業の特徴を2つ紹介しますので、検討材料の1つとしてご活用ください。 【1】業務効率を改善したい企業 物流アウトソーシングを通じて、業務の生産性を高めたい企業には3PLの導入が最適です。プロの物流専門家が業務の能率向上をサポートすることで、自社のリソースを最も重要なコア業務に集中させることができます。これにより、業績向上や事業拡大を図ることができます。たとえば、倉庫管理や配送業務などの物流業務をアウトソーシングすることで、自社のスタッフは製品開発やマーケティングなどの戦略的な業務に専念できます。これにより、全体的な業務効率が向上し、競争力を高めることができます。 【2】顧客満足度を向上させたい企業 物流アウトソーシングにより業務のクオリティが向上すると、顧客満足度も自然と高まります。その結果、リピーターの増加を目指す企業にも3PLの導入は大きなメリットをもたらします。特に、顧客との長期的な関係を重視する企業にとって、信頼性の高い物流サービスは欠かせないといえます。 例えば、迅速かつ正確な配送が実現すれば、顧客からの信頼度が向上し、再購入の意欲も高まります。また、3PL業者が提供する高度なトラッキングシステムやカスタマーサポートにより、顧客が安心して商品を待つことができる環境を整えることができます。 ■5.まとめ ・3PLでビジネスを加速 物流アウトソーシング、特に3PLの導入は、業務効率の向上と顧客満足度の向上に貢献します。プロのサポートにより、自社の業務をより効果的に運営することができます。 物流アウトソーシングの詳細については、日本の中心である浜松市に大型物流倉庫を構えている株式会社神谷商店までぜひご相談ください。 お問合せはこちらまで
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